埼玉の外壁塗装・屋根塗装はおい川塗装店

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コロニアル屋根塗装と縁切り対策

コロニアル葺き屋根の縁切り対策

縁切り対策の無い塗り替えは、かえって屋根を傷めます。
コロニアル葺き屋根の問題点と、縁切り対策の重要性について、紹介しています。
縁切り部材タスペーサーを使用した、縁切りの実際を写真とともに、詳しく紹介しています。

コロニアルとアスベスト問題

  • 2001年以前に生産された、コロニアル ( 石綿スレート ) には、発ガン物質であるアスベスト成分が、10~25%含まれております。
  • 長期に渡って放置しますと、スレートがむき出しとなり、アスベスト成分が、大気中に飛散する可能性があります。
  • 塗装が剥がれますと、コロニアルの防水性が無くなり、スレート自体が水分を吸収して、「反り」や「苔」の発生をもたらします。
    それはまたコロニアルの材質劣化を促進し、「割れ」や「反り」による雨水の吹き込みの原因となります。
    大切なお住いを、雨漏りから守り、環境や健康のためにも、定期的な屋根の塗り替えを、ご提案いたします。

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雨水の毛細管現象

屋根の実際の様子

築15年のコロニアル屋根の画像です。
初めての塗り替え工事で、割れているコロニアルの、差し替え時のもので、一枚のコロニアルを引き抜いた状態の画像です。

下側の、コロニアルの汚れ具合から、コロニアルの固定用釘穴の上まで、雨水が浸入していたことが伺われます。

コロニアルは、単純な重ね葺きで仕上げられており、重なり部には、雨水が侵入します。
大きく分けて、二つの原因があります。

  • 横の合わせ目から : コロニアルは900mm幅のものを、横並びに葺いてあります。
    その合わせ目から入り込みます。
  • 縦の重なり部から : 重なり部の隙間が狭いことで、雨水の毛細管現象での吸い上げや、吹込みにより入り込みます。
雨水の吸い上げ位置
雨水の吸い上げ位置

左右の雨水の吸い上げ位置に、差が見られます。
その原因には、次の二点が考えられます。

  • 左側は、釘穴の位置まで、雨水を吸い上げておりません。
    コロニアルが少し浮いて、重なり目に隙間があったと、推察できます。
  • 右側は、釘穴の上まで、雨水が吸い上げられています。
    コロニアルが密着していて、雨水の毛細管現象が、強く起こったものと推察できます。

このことからもコロニアルの重なり部のスペースが、いかに雨水の吸い上げと密接に関係するかが、御理解いただけるものと思います。

セイム社の実験結果

タスペーサーのセイム社では、名古屋工業大学の宮野秋彦名誉教授( 工学博士 )の指導のもと、タスペーサーの毛細管現象への、有効性実験を行っています。
実験映像は「YouTube - 屋根塗装縁切り部材タスペーサー 1-毛細管現象」で紹介されています。

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コロニアル葺き屋根の問題点

コロニアル屋根の合わせ目の画像
コロニアル屋根の合わせ目の画像
  • コロニアルの横の合わせ目から、重なり部分に雨水が入り込みます。
  • 縦の重なり目の隙間がせまいため、入り込んだ雨水の表面張力によって、排出されにくい構造になっています。
  • 縦の重なり目を、塗り替え時に、塗料で塗り固めてしまいますと、雨水は、コロニアルの重なり部内に溜まってしまい、雨漏りの原因になってしまいます。
  • 野地板に合板を使用しているため、湿気に弱い構造になっています。
  • 縦の重なり目の隙間が狭いため、毛細管現象によって、コロニアルの釘穴より上まで、雨水を吸い上げる

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雨漏りによる屋根の様子

雨漏りした軒天の様子
軒天に雨漏りによるしみが見られる
軒天を剥がした状態
軒天を剥がすと野地板が腐朽しているのが伺える
コロニアルを剥がした状態
コロニアルを剥がしてみると野地板は無残な状態
軒天を剥がした状態
軒天を剥がすと野地板が腐朽しているのが伺える
野地板を張り替えた様子
野地板交換後の様子
コロニアルを張替え改修後
この屋根はこの後改修され、きれいに塗り替えられました

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縁切り工法で問題解決

縁切りとは ?

内部に溜まっていた雨水が流れ出す様子

雨上がりの翌日、表面が乾いていても工具で少し浮かしてみると内部に溜まっていた雨水が流れ出てくる。

コロニアル葺き屋根の縁切りについては別ページで詳しく紹介しています。

詳細を見る

縁切りの詳細は「タスペーサーによる屋根塗装の縁切り」のページを参照。

解決すべき問題点

  • コロニアルの重なり部が塗り替えのときに塗料によってふさがれるのを防止。
  • 重なり部に浸入した雨水が排水しやすい隙間を確保する
  • 通気性を良くし、野地板の蒸れを防ぐ。

これらの問題を解決し、縁切りの手間も省けることからコロニアルの重なり部に適度な隙間を確保するため、塗り替え前にスペーサーを挿入することが望ましい。

スペーサーに求められるもの

  • 厚みは2.5~3mmが望ましい。スペースが広すぎると雨水の吹き込みの原因になる。
  • 2mm未満では塗料によってふさがれたり、雨水の表面張力によって縁切りの効果が十分得られない。
  • 雪の重さや作業のため人が乗っても割れないためにはクッション性が必要。
  • 真夏の表面温度は70~80度に達するので、ある程度の耐熱性が必要。
  • 十分な耐久性があること。

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タスペーサー

タスペーサーの種類

タスペーサー01型
01型
タスペーサー02・03型
02型、03型

スペーサーの既成部材としてタスペーサー ( セイム社) がある。
現在3種類が市販されている

  • 01型 : 2017年春発売した最新型
  • 02型 : 初期型
  • 03型 : スペース巾を拡大し、クッション性を強化、脱落防止爪を増加した改良型

タスペーサーの工法

  • シングル工法 : コロニアルの横の合わせ目に一個のタスペーサーを挿入
  • W工法 : 一枚のコロニアルに2個のタスペーサーを使用
タスペーサーと挿入工具エスパッターの画像
タスペーサーと挿入工具 ( エスパッター )
コロニアルの両サイドにタスペーサーを挿入
コロニアルの両サイドに挿入 ( W工法 )

W工法・03型がおすすめ

  • シングル工法では、毛細管現象による雨水の吸い上げに対処できない。
  • 03型は、2回目以降の塗り替え用に改良されたものであり、02型と比較して、スペースを広く確保するよう設計されている。
  • クッション性の耐久力も改良され、十分なスペースも確保できる。
    通気性の問題や、3回目の塗り替えを考慮すると、単価的にはやや高めになるが、03型の使用をおすすめします。
  • 02型と03型の、スペース効果の違いについての詳細は、「タスペーサーによる縁切りスペース」のページを参照。

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屋根塗装におけるタスペーサーの施工例

タスペーサーの使用例

タスペーサーによる縁切り後の塗装の状態
  • この写真は、上の写真のコロニアルを、タスペーサーを使用して、塗り替えたものです。(03型、W工法)
  • 仕様 : プライマー1回、水系反応硬化型アクリルシリコン2回塗り仕上げ
  • 雨水の浸入部である、横の合わせ目付近がしっかり縁切りされ、排水に必要なスペースが、しっかり確保されているのが確認できます。
補足

コロニアル葺き屋根の塗り替えにおいて、スペーサーを使用してスペースを確保することは、通気性の確保はもとより、毛細管現象による雨水の 吸い上げを最小限に食い止めるためにも、非常に大きな効果があります。
タスペーサーのメーカーであるセイム社の実験によっても、タスペーサーを使用する ( W工法 ) ことで、少なくとも釘穴の位置までは雨水を吸い上げないことが確認されております。

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