タスペーサーによる屋根塗装の縁切り

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タスペーサーを使用した屋根塗装の縁切り

( コロニアル屋根塗装に於ける縁切りの必要性とタスペーサーを使用した屋根塗装の縁切りを紹介 )

屋根塗装における縁切り工法について

縁切り工法

縁切り対策の無いコロニアルの塗り替えは雨漏りを誘因し、かえって屋根を傷めます。コロニアル葺き屋根の塗装において縁切り対策は最重点課題といっても過言ではありません。
コロニアル屋根塗装に於ける縁切りの必要性とタスペーサーを使用した縁切りについて紹介しています。

コロニアル葺き屋根の葺き方

コロニアル葺き屋根の構造

コロニアル葺き屋根は
  1. 野地板(合板)
  2. ルーフィング(防水シート)
  3. コロニアル
の順番で、単純な重ね張りで葺いてあります。

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コロニアル葺き屋根の問題点

コロニアル葺き屋根の様子
  • 横の合わせ目から浸入した雨水はコロニアルの小口部の隙間から排出される構造になっています。
    しかし、実際には小口部の隙間が小さいため、浸入した雨水はその表面張力よって排出されにくい
    結果的には長期に渡って湿気がこもることになります。
  • 毛細管現象により、コロニアルの固定用釘穴より上まで雨水は浸入します
  • 浸入する雨水の量と排出される量とのバランスが崩れたときには雨漏りに繋がる危険があります。
  • 野地板(屋根の下地材)は湿気に弱い合板を使用しています。
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屋根塗装における「縁切り」の重要性と問題点

屋根塗装における「縁切り」の重要性

屋根の塗り替えによって塗料がコロニアルの小口部を塗り固めてしまいますと、浸入した雨水は排出されずに内部に溜まってしまいます。
結果として、雨漏りとなって野地板の腐朽を招くことになり、長期的には構造材の腐朽につながってしまいます。
そこで重要視されたのが「縁切り」という作業です。

現場作業で行われている縁切りの方法と問題点

従来の縁切り対策とその問題点
  • 塗装後、カッターナイフや「皮すき」などで小口部の塗膜を切り、縁を切る
    従来から行われていた方法で、カッターナイフや皮すきで、塗り固められた塗膜を切ったり剥がしたり、物理的に塗膜の縁を切る方法があります。この方法は、せっかく塗装した塗膜を、他の部分まで傷めたりします。
    しかも、一度すき間に入り込んだ塗料は乾きにくく、数日後でも再度接着してしまい、効果が果たせません。
  • 吹き付け塗装し、小口部を塗料で塗り固められるのを避けるため、故意に薄く塗装する方法
    小口部は降雨、夜露などで濡れた屋根材の乾燥が最も遅く、冬場は霜で北側が昼過ぎまでぬれているといった条件の場所です。
    苔や埃で最も汚れやすく最もしっかり塗り込まなければならない部分を、規定以下の塗膜で仕上るこの方法は推奨できません。
スペーサー部材を利用する方法
  • もともと、屋根材の重なり部のすき間が狭いため、塗装によって小口部が塗り固められてしまうわけです。
  • 塗装しても、塗り固められない程度のすき間を、他の部材で物理的に作ってしまおうとしたのが、スペーサーを利用する方法です。
  • スペーサーは雨水の吹き込みの原因にならない程度、3mm位のスペースを確保出来るものが理想です。
  • 屋根材の表面に、排水スペースが作れるよう凹凸模様をつけて対策してあるものがあります。このような屋根材では縁切り作業は不要です。
「縁切り方法の比較」
縁切りの方法 特徴と問題点
カッターナイフで縦の合わせ目の塗膜に切込みを入れる。 内部に入り込んだ塗料はなかなか乾かず、またすぐ接着してしまったり、せっかく塗装した塗膜を傷めたりといった問題が発生します。
皮すき等を使用して塗膜を剥がす。
スペーサーを使用してあらかじめスペースを造ってから塗装する。 専用部材を使用するためその分コストがかかる。
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屋根塗装の「縁切り」の実際

スペーサーを使用した縁切り工法

  • 縦の重なり目の隙間がせまいため起こる雨水の毛細管現象による吸い上げを防止。
  • 塗り替え時の塗料による接着を防止。
  • コロニアルの内部に侵入した雨水を排水しやすくし、通気性をよくする。
    これらの目的で、最近の屋根塗装ではあらかじめスペーサーを挿入して排水スペースを確保してから塗り替える工法が一般的に用いられています。
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タスペーサーを使用した屋根塗装の「縁切り」

スペーサーとして既成部材のタスペーサー(セイム社)を使用した縁切りの例

タスペーサーと挿入工具 タスペーサーをコロニアルに挿入
タスペーサーと挿入工具 コロニアルの両端に挿入
タスペーサーを使用した屋根の塗り替え例 タスペーサーを使用した塗り替え例

縦の重なり目の縁が切れて横の合わせ目からの雨水の排水スペースがしっかりと確保されているのが確認できます。
タスペーサーを使用した縁切りでは、2〜3mmのスペースが作れます。

詳細を見る

タスペーサーのスペース効果についての詳細は「タスペーサーによる縁切りのスペース」のページを参照。

補足

「塗装した後、タスペーサーはどうするのか?」というご質問を受けることがよくありますが、タスペーサーは塗装後、設置したままにします。
タスペーサーは本体に滑り止めが付いており、また塗装することで塗料が接着剤の役割りもします。
材質はポリカーボネートですので強度的にも問題はありません。

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