埼玉の外壁塗装・屋根塗装はおい川塗装店

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外壁の色の選び方

外壁の色の選び方

外壁塗装を計画されている方にとって、「外壁の色選び」は予算の次に悩まされるテーマではないでしょうか。
外壁の色選びの注意点、選び方、見本帳の利用、色のイメージ、調和のとれた配色など「外壁塗装の色選びのポイント」を紹介しています。

外壁塗装における色選び 7つの注意点

外壁には低彩度の色を選ぶ

騒色の例

外壁の色は、その面積が広いので建物のイメージを決める大きな要素といえます。
住宅街では、特に周囲の環境を乱さない配慮が求められます。
そのような観点から、外壁塗装の色選びでは、彩度の低いカラー配色が中心となます。

外壁の色が彩度が高い場合の弊害

  • 彩度が高いと周囲の環境になじまず、騒色となります。
  • 彩度が高いと建物の落ち着き感がなくなります。
  • 高級感が得られ難いことが多い。

外壁の色が低彩度の場合の長所

  • 彩度が低いと周囲の環境になじみ、やさしい感じに仕上がります。
  • 彩度が低いと建物の落ち着き感が出ます。
  • 高級感が得られます。

色は広い面積と、狭い面積で見るのとでは見え方が違います

  • 塗料の見本帳で選ぶ場合、特に注意が必要です。
    ご自分で気に入った色の外壁の家を探します。
    見本張のサンプル色を壁に押し当てて比較していただくと良くわかります。
  • 見本帳でイメージしていた色より、実際の外壁の色が濃いことにお気付きになると思います。
    淡彩色はワンランク濃い目の色を選ばれることをおすすめいたします。
  • 薄い色は塗り広げるとより薄い色に、濃い色は塗り広げるとより濃い色目に仕上がります。
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「色と配色の基礎知識・面積効果の項」を参照。

「晴れの日」と「曇りの日」とでは色の見え方が異なります。

  • 色は光の照射量に影響されます。
  • 晴れの日の、空気の澄んだ朝日の元で見る方が、より正確な色の選定ができます。
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「色と配色の基礎知識・物体色についての項」を参照。

色は外壁の種類や艶、凹凸による影などの影響を受けます。

  • つや消し塗料は艶あり塗料に比較して、いくらか白っぽい感じに仕上がります。
  • 外壁の塗装は、スタッコ調の模様やサイディングの模様によって影が出来、その影響で色目が濃く感じることがあります。
    フラットな面への艶あり塗装は薄めの色目に仕上がります。
  • 塗料メーカーの外壁用色見本は紙に印刷したもので艶は少なく、実際の仕上がりは鮮やかな色の感じになることがあります。微妙に違ってきますので注意が必要です。

外壁と他の部分を合わせて、配色は2~3色に留める。

  • 建物は部位によって使用されている材質も異なることが多いものです。
  • アクセントを付けるために、それぞれの部位を色分けすることも必要ですが、あまり多くの色を使いますと、お住い全体の統一感、品格が損なわれます。
    どうしても多くなりそうなときは、同系色の濃淡でまとめるとスッキリします。

外壁の色は「好みの色より似合う色」で選ぶこと。

  • 住宅はそのデザインや建物の周囲との調和などで、似合う色と似合わない色があります。
  • 塗り替えの色選びで失敗する方は、好みのみで色を選択する場合が多いのです。
    あくまで、似合う色に主眼を置いた色選びをおすすめします。
  • 洋服の色、柄を選ぶ場合と同様で好みの色と似合う色は違うということをくれぐれも念頭において選んでみてください。

「ちょっと地味かな」位で留める

  • 外壁の色選びでは、どうしても好みが先行し勝ちなのは仕方がないことかも知れません。
  • お気に入りの色が決まりましたならその色に飛びつかず、一呼吸おいて同系統のワンランク落ち着いた色合いを選ぶほうが、長い目で見て、飽きが来ないと思います。
  • 店舗兼用住宅の場合は、この限りではありません。

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外壁塗装用の色見本帳について

日本塗料工業会 色見本帳

日本塗料工業会色見本帳

塗料には日本塗料工業会で発行している標準見本帳 ( 通称「日塗工」の色見本 ) があります。
建築物・構造物・設備機器・景観設備・インテリアカラー・ファッションカラーや日本工業規格(JIS)で定められた色など、一般に多く用いられる実用色を収録しています。
二年に一度改訂され、2023年度版が現在の最新版です。色相別にトーン配列してあり、同一色相でのトーン差を利用した配色に便利です。

この見本帳の中から選んだ場合、失敗することが多いので特に注意が必要です。
それは、この中には色の彩度、明度によって外壁の色にふさわしくない色も多く含まれているからです。
また、色(使用顔料)によっては、色あせしやすい色も含まれています。
「日塗工」の色見本帳を利用して色を選ぶ場合には、ある程度色に対する見識と経験がないと失敗する場合が多いと思います。
業者にご相談なされて、綿密な打ち合わせをなさることをお奨めいたします。

塗料メーカー 提案色

塗料メーカーの色見本

一般の住宅塗装において外壁の色を決める場合は、各塗料メーカーのカタログで提示されている標準色の中から選ぶことをおすすめします。

塗料メーカーのカタログに提示されている提案色がおすすめの理由

  • 塗料の耐候性を考慮し、色あせしにくい安定した色彩を選定しています。
  • 最新の住宅の配色の傾向、流行を考慮して色を選定しています。
  • 外壁に適した自然との調和の取れた色彩の中から選ばれたメーカー推薦の提案色です。

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外壁塗装で多用される色とカラーイメージ

外壁に多用される色とカラーイメージの例

NO. カ ラ ー イ メ ー ジ
1 見本No.1 クリヤーで清潔な感じ。シンプルなデザインでスッキリ感を表現。
2 見本No.2 静かで人工的なイメージ。住む人の慎重さ、クールさを表現。
3 見本No.3 クールな高級感をイメージ。落ち着いた安定感を表現。
4 見本No.4 しめやかで慎重なイメージ。深みのある冷静さを表現。
5 見本No.5 明るく柔和なイメージ。ふくよかな柔らかい感じを表現。
6 見本No.6 明快な安らぎのイメージ。明るさ、優しさを表現。
7 見本No.7 自然でニュートラルなイメージ。軽快感、清潔感、透明感を表現。
8 見本No.8 肌触りのよい暖かなイメージ。ふくよかさ、柔らかさを表現。
9 見本No.9 安らかな飾り気のないイメージ。さりげないつつましさを表現。
10 見本No.10 明るい自然なイメージ。軽快感、清潔感を表現。
11 見本No.11 温和なぬくもりのあるイメージ。住む人のまろやかさ、おとなしさを表現。
12 見本No.12 柔和なぬくもりのあるイメージ。柔らかさ、和やかさを表現。
13 見本No.13 自然で和やかなイメージ。安らぎ、のどかさを表現。
14 見本No.14 温もりのある、穏やかなイメージ。まろやかで家庭的な雰囲気を表現。
15 見本No.15 穏やかで落ち着きのあるイメージ。素朴な安定感を表現。
16 見本No.16 古風、和やかなイメージ。懐かしさ、素朴さを表現。
17 見本No.17 クラシックなイメージ。伝統的な堅実さを表現。
18 見本No.18 重厚で深みのあるイメージ。何事にも動じない安定感を表現。
19 見本No.19 円熟したイメージ。深みのある贅沢さを表現。

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屋根と外壁の組み合わせによるハウスイメージの例

  • 外壁の色を選ぶ時、屋根の色とのバランスはハウスイメージを決める大事な要素です。
  • 塗装しなくてもよい瓦葺き屋根などの場合、外壁の色選びには屋根とのバランスを考慮して選ぶことが非常に大事になります。
  • 屋根も外壁と一緒に塗装工事をする場合、屋根用塗料は彩度の関係で見本張より明るめの仕上がりになることが多いので、渋めの色を選んだほうが失敗が少ない。
    住宅の場合は渋めの落ち着いた色を用いたほうがお住いの安定感、重量感が生まれ落ち着いた雰囲気に仕上がります。

外壁と屋根・色の組み合わせ : パターン1

外壁と屋根のイメージカラー・フレッシュなイメージ

フレッシュなイメージを表現。


  • 清楚。さっぱり。つつましい。安らかな。
  • 屋根 : ニューグリーン
  • 外壁 : ライトアイボリー

外壁と屋根・色の組み合わせ : パターン2

外壁と屋根のイメージカラー・フレッシュなイメージ

フレッシュなイメージを表現。


  • 堅実。新鮮。若々しい。健康的な。
  • 屋根 : ニューグリーン
  • 外壁 : アップルグリーン

外壁と屋根・色の組み合わせ : パターン3

外壁と屋根のイメージカラー・シンプルなイメージ

シンプルなイメージを表現。

  • あくまでもシンプル。冷静。堅実。沈着。
  • 屋根 : スレートブラック
  • 外壁 : スカイグレー

外壁と屋根・色の組み合わせ : パターン4

外壁と屋根のイメージカラー・クールなイメージ

クールなイメージを表現。

  • ナス紺。充実。大人っぽい。
  • 屋根 : ナスコン
  • 外壁 : スカイグレー

外壁と屋根・色の組み合わせ : パターン5

外壁と屋根のイメージカラー・カジュアルなイメージ

カジュアルなイメージの表現。

  • 愉快な。暖かな。さりげない。微笑み。
  • 屋根 : ロットオレンジ
  • 外壁 : アイボリー

外壁と屋根・色の組み合わせ : パターン6

外壁と屋根のイメージカラー・エレガントなイメージ

エレガントなイメージを表現。

  • ローズワイン。上品な。優雅な。気品。しっとりとした。女性的な。洗練された。
  • 屋根 : ローズワイン
  • 外壁 : エクルベイジュ

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ツートンカラーの配色

最近の住宅の外壁では、異種外壁材を組み合わせてデザイン、カラーに変化をもたらしたものが多く見受けられます。
そのようなお住まいの外壁塗装では、調和の取れた配色が求められます。
ツートンカラー仕上げの場合の色選びのポイントについてのご提案です。

外壁塗装における調和した色の配色

同一色相による調和

同一色相の色どうしの組み合わせで、「統一感」のある調和した配色が得られます。
トーンの差を大きめにとって「変化」を与えるようにします。
見た目にも建物の安定感が感じられるようになります

同一色相による調和の例
同一色相による調和の例1 同一色相による調和の例2 同一色相による調和の例3

同一トーンによる調和

同一トーンの配色は彩度が共通なので、異なる色相を組み合わせても、「統一感」が得られる調和した配色となります。

同一トーンによる調和の例
同一トーンによる調和の例1 同一トーンによる調和の例2 同一トーンによる調和の例3

セパレーションカラー

配色があいまいであったり、対比が強すぎたりする場合、接し合う色を区切る(セパレーション)ことで、調和を計ることができます。
住宅の外壁では幕板がその働きをし、外壁が締まった感じになります。
セパレーションカラーには、区切る色と明度差の大きい無彩色、または無彩色に近い色が用いられます。

同一トーンで、色相も近い配色の場合、特にあいまいな感じになります。
セパレーションカラーを用いることで明快感が出て、締まった感じになります。

色相が近くあいまいな配色にセパレーションカラーを用いた例
色相が近くあいまいな配色の例 セパレーションカラーを用いた例

対比が強い配色の場合にセパレーションカラーを用いた例
色相が近くあいまいな配色の例 セパレーションカラーを用いた例
詳細を見る

色の調和については「色の基礎知識」のページの「色の調和」の項を参照。

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外壁塗装の色選びのおすすめ方法

塗り替えを決意したときから散歩や買い物、通勤途中で塗り替えて日が浅い(汚れや色あせのない)家を、感心を持って眺めてみるようにしましょう。

その中でお気に入りの色の家をチェックし、デザインなどを加味して、ご自分のお住いに似合うかどうかご検討するようにします。
いくつかのパターンを選んで、その中からお決めになるのがベストと思います。
有料のカラーシュミレーションを使う方法もありますが、この方法で十分と思います。

この決め方の場合は、必ず色見本帳を持っていって実際に壁に当てて、色を確認しましよう。
前の項で説明しましたように、見た目と実際は違うことをくれぐれもお忘れずに!

実際に色を決める際の手順については「外壁塗装・色の選び方」の手引きのページを参照してください。

補足

自治体によっては、景観条例により使用できる色彩に制約のあることがありますので注意が必要です。
色のイメージはさまざまな条件に左右されやすいものです。
見本帳などでイメージを膨らませ過ぎないで、ご自分で気に入った色の外壁の家を探す方法が最も間違いのない色選びの方法では無いでしょうか。

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