複層模様吹付材

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複層模様吹付材

( JIS規格化されている複層模様吹付材について、その種類と特徴を紹介 )

複層模様吹付材

複層模様吹付材の種類とその特徴を紹介しています。

複層模様吹付材の種類とその特徴

建築用吹付材で、凹凸模様を造る取材と美観、耐候性向上のための仕上げ材などと複数の塗膜層を塗り重ねるものを「複層模様吹付材」としてJIS K 6910-6975に規定されている。

複層模様吹付材の構成

下塗材
  • 素地の吸い込みを均一にするなど素地調整と素地と主剤の付着性の向上の役目をする。
  • 脆弱化した素地を強化するタイプのものもある。
  • 主に合成樹脂のエマルジョンや溶液が使用される。
主材
  • マスチック層を形成し、模様を表現するためのもの。
  • 骨材、着色材、充てん材,結合材などからなる。
  • 以前はアスベスト(石綿)を微量ながら含有されたものもあったが、現在は使用されていない。
仕上げ材
  • つや出し、着色、主剤の耐候性や非汚染性の向上を目的とする。
  • 合成樹脂のエマルジョンや溶液が使用される。

セメント系複層模様吹付材

複層吹付材C」の略称で呼ばれている。JIS K 6910Cで規定されている。

特徴
  • 白色セメントやブラスターなどを主な結合材とし、硅砂、石灰石粉末などの骨材に着色材、混和材を配合している。
  • 上塗り材には溶剤型アクリル樹脂のクリヤ、クリヤエナメルが使用される。

合成樹脂エマルジョン系複層模様吹付材

複層吹付材E」の略称で呼ばれている。JIS K 6910E

下塗材
  • 下塗材には顔料タイプとクリヤータイプとがある。
主剤
  • 主剤はアクリル系、アクリルスチレン、酢ビベオバなどの合成樹脂エマルジョンを結合材とし、骨材、着色材、混和材を配合している。
  • 主剤の弾性系は硬質タイプに比べ、結合材の配合率が高い。
  • 主剤の固形分の調整でテクスチャーパターンの幅を広く出来る。
仕上げ材
  • 仕上げ材としてはアクリル樹脂、アクリルウレタン樹脂の溶液が使用される。
  • 主剤のみではつやがなく、汚れやすい。耐候性を向上させる意味でも上塗り材は必要。

反応硬化形合成樹脂エマルジョン系複層模様吹付材 RE

複層吹付材RE」の略称で呼ばれている。JIS K 6910RE

特徴
  • 主剤にエポキシ樹脂のエマルジョン、硬化剤としてポリアミド樹脂を用いている。
  • 仕上げ材にはアクリルウレタンが使用されている。
  • 使用樹脂の関係で施工単価は高くなる。
  • エマルジョン化されているので使いやすい。
  • 二液性なのでポットライフ(可使時間)に左右される。
  • 強度的にポーラス素材には向かない。

ポーラスな素材 : 多孔性、吸水性な素材。ALC面、木部など。

反応硬化形合成樹脂溶液系複層模様吹付材 RS

複層吹付材RS」の略称で呼ばれている。JIS K 6910RS

特徴
  • 主剤にエポキシ樹脂やウレタン樹脂などの反応性高分子溶液を用いている。
  • 湿式で吹き付けが不可能なものにも使用可能な乾式タイプである。
  • 使用樹脂の関係で施工単価は高くなる。
  • 付着性はよい。
  • 二液性なのでポットライフ(可使時間)に左右される。
  • 強溶剤を使用するため、溶剤臭が強い。
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