エマルジョン塗料の硬化メカニズム

エマルジョン塗料(水性塗料)といえば、水に溶けるシンナー不要のペイントとしてDIY用ペイントのようなイメージが強くありました。
架橋技術の進歩で、その塗膜の強度は溶剤タイプの塗料に劣らないものとなっています。
従来のタイプのエマルジョン塗料と反応硬化型エマルジョン塗料の硬化方法の違いをわかりやすく紹介しています。
エマルジョン塗料(水性塗料)といえば、水に溶けるシンナー不要のペイントとしてDIY用ペイントのようなイメージが強くありました。
架橋技術の進歩で、その塗膜の強度は溶剤タイプの塗料に劣らないものとなっています。
従来のタイプのエマルジョン塗料と反応硬化型エマルジョン塗料の硬化方法の違いをわかりやすく紹介しています。
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乳濁液。互いに混じり合わない液体が、界面活性剤の働きで、一方が他の液体中に微粒子状で分散しているもの。
水には解けない樹脂を界面活性剤を使用してエマルジョン化した塗料。
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界面活性剤の働きでエマルジョン粒子が水中で安定分散している。 | ![]() |
塗膜の水分が蒸発することでエマルジョン粒子が接近し、融着が始まる。 | ![]() |
融膜補助剤の働きでエマルジョン粒子が融着、連結して連続した塗膜が形成される。 |
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官能基を持つエマルジョン粒子と反応剤が安定して水中に分散している。 | ![]() |
塗膜の水分の蒸発とともに反応剤とエマルジョンの反応基が架橋反応を始める。 | ![]() |
エマルジョン粒子間の架橋反応によって、強靭な三次元構造の連続した塗膜が形成される。 |